呼吸が浅いのが原因かも?冷え性改善にはホットヨガ!

呼吸が浅いのが原因かも?冷え性改善にはホットヨガ!

こんにちは。

寒さが増してくると手先や足先が冷え、布団に入っても温まりにくいですよね。
冬は外気温によってある程度、体が冷えてしまうのは仕方のないことですが、慢性的に冷えていたり、夏場でも体が冷えていると感じる場合は「冷え性」かもしれません。

女性の8割以上に冷えがあると言われており、珍しいことではありませんが「冷えは万病のもと」です。ちょっとした不調だと思って放置しないようにしましょう。

からだを内側から温めてくれるホットヨガは、冷え性改善の効果が期待できます。
わたしの生徒さんにも冷え性を改善するためにホットヨガを始めたという人は多いんですよ。

今回は、冷え性の原因とホットヨガが冷え性改善におすすめな理由をご紹介したいと思います!

スポンサーリンク

体が冷えてしまう原因

体が冷えてしまう原因

どうして体が冷えてしまうのでしょうか。
冷え性は、体温調節機能がうまく機能していないために起こる症状ですが、その主な原因には次のようなことが考えられます。

筋肉量が少ない

筋肉には、体の熱を作る働き(熱生産)があります。
また、筋肉は熱生産以外に、血液の循環を助ける働きなどもあります。熱が血液にのって全身に運ばれることで、わたしたちの体は温かくいられるのです。

そのため、運動不足などで筋肉量が少ない人は冷え性になりやすいです。

特に、女性はもともと男性と比べて筋肉量が少ないため熱を作りにくく、熱を全身に配る力も弱いため冷えやすい体質だといえます。

参考サイト:筋肉|からだとくすりのはなし|中外製薬

ホルモンバランスの乱れ

女性ホルモンの乱れから体温を調節している自律神経に変調をきたすことも多く、血液の循環が悪くなり冷えを招きます。

反対に、体が冷えることで女性ホルモンの不調を招くこともあるため、気をつけねばなりません。「生理中は体が冷えやすい」
「冷えにより生理痛がひどくなる」
という人もいらっしゃるのではないでしょうか?

女性のライフサイクルには、月経、出産、閉経といった体のリズムに変化があり、ホルモンのバランスが乱れやすい傾向にあります。

また、更年期障害の「ほてり」も冷えの一種だそうです。女性ホルモンの量が急激に減少するため自律神経が乱れやすく、冷えが悪化してしまう人も少なくありません。

ストレス

ストレスを感じると自律神経の交感神経が優位になり、筋肉が緊張し、末端血管が収縮をします。
そのため、ストレスによる交感神経の過緊張が続くと、血行不良を招いてしまうのです。
手足が冷えるという人は、”ストレスによる冷え”かもしれませんよ。

生活習慣の乱れ

現代人は生活習慣の乱れなどが原因となり、体温が低くなってきているといいます。
不規則な生活で睡眠不足や栄養が偏っていると、体温調節の命令を出す自律神経がうまく機能しなくなります。

また、常に室内は空調がきいているため、室内外の過剰な温度差に体が適応できなくなくなると、自律神経に変調が起こります。暑い夏場でも冷え症になるのは、こういった理由からです。

参考サイト:手足の冷え(冷え症)の原因|くすりと健康の情報局

冷えによって起こる様々な不調

からだが冷えると様々な不調を招いてしまいます。

養命酒製造の「日常気になる症状調査(2015年2月)」では、「冷え性と関連があると思う不調」として肩や首のこり、代謝の低下、不眠、疲労感、免疫力の低下などの回答が多くありました。

冷えからくる症状

画像元:養命酒製造株式会社 公式サイト

冷えにより血行不良になると、肩こりや腰痛、頭痛、めまい、むくみなどの症状が起きやすくなるほか、月経痛や不妊症、不正出血など婦人科系の不調を招くこともあります。
また、内臓が冷えることで、胃腸の働きが悪くなり便秘にもなりやすいです。

スポンサーリンク

呼吸が浅いと血流が悪くなり冷え性に・・・

ここでみなさんに尋ねたいのが、「呼吸は正しく深くできているか」ということです。
ストレスなどにより、気づかないうちに呼吸が浅くなっていませんか?

日常生活で意識的に呼吸をしている人はあまりいないかもしれませんが、自律神経に大きく関係する”呼吸”は冷え性改善の重要なポイントです!

浅い呼吸は血流が悪くなり冷え性に・・・

交感神経が優位な状態が続き、浅い呼吸を繰り返していると、血液が酸素不足になり、血行不良を招きます。呼吸が浅い・早いなと感じたら、大きくゆっくりと深呼吸してみましょう。

ラベンダーの香りは体をリラックスさせる副交感神経に影響するので、アロマを嗅ぐことで呼吸をゆっくりさせることもおすすめです。

姿勢の悪さが隠れ酸欠の原因かも・・・

浅い呼吸の原因に姿勢の悪さも考えられます。
スマートフォンの普及によって増えているのが「ストレートネック」という症状です。
別名「スマホ首」ともいわれます。

ストレートネックとは、本来であればゆるやかなカーブを描いているはずの首の頚椎(けいつい)という骨が前傾姿勢を続けることでまっすぐになってしまった状態です。
頸椎のS字カーブが失われることで、首の痛みだけではなく肩こりや頭痛など身体に様々な不調をもたらせることもあります。
現在、日本人の8割以上が予備軍だともいわれているこの「ストレートネック」。

引用:きりん鍼灸 整骨院

また、巻き肩(猫背)などの姿勢も肺を圧迫するので、深い呼吸が上手くできなくなってしまいます。酸素を十分に取り込めないので、細胞に酸素がしっかり行き渡らなくなり、肩こりや頭痛、冷え性など様々な不調を招いてしまうのです。

ホットヨガがなぜ冷え性改善におすすめなのか

なぜホットヨガが冷え性に効くのかについて説明します。

リンパ・血行促進

温かい室内で行うホットヨガは体が内側から温まりやすいため、筋肉の柔軟性が高まり、全身のリンパや血流アップ効果が期待できます。
血行が促進されると、全身に酸素や栄養素が行き届くため、冷え性改善につながります。

筋肉をつくる

ヨガでは、主にインナーマッスルを鍛えます。
しなやかな筋肉がつくので、ムキムキになるのは嫌だという女性にもおすすめです。

筋肉量が増えると体温調節がスムーズになり、冷え性改善につながります。

「第二の心臓」とも言われるふくらはぎは、末端の血液を心臓に送り返すポンプ(筋ポンプ作用)の働きがあります。そのため、全身の血流を効率よく循環させるためには、ダウンドックやプランクポーズなどふくらはぎを刺激するポーズがおすすめですよ。

老廃物の排出

冷えで血流が悪くなると代謝が低下するため、体内に老廃物が溜まりやすくなります。
老廃物が貯蓄されると、女性の大敵「セルライト」になったり、肥満や生活習慣病にもなりかねません。

ホットヨガは激しい運動をしなくても大量の汗をかくことができるため、デトックス効果が期待できます。運動が苦手という人にも是非チャレンジしてみてほしいです!

溶岩ホットヨガと他のヨガの違い

画像元:天然溶岩石のホットヨガ専門|アミーダ公式サイト

特に、溶岩ホットヨガは遠赤外線で体を深部から温めることができます。その温熱効果は3日間持続するとも言われているのです!


また、体内毒素や老廃物を排出してくれる皮脂腺からの発汗を促す効果があるため、高いデトックス効果があります。老廃物が排出されるとリンパ・血液の流れが良くなり、むくみも改善されていきます。

空調ホットヨガであまり効果を感じられなかった人も、溶岩ホットヨガなら体質改善が期待できるかもしれません(*´ω`*)

心のリラックス

ヨガの呼吸法は、副交感神経を活発にするためリラックス効果があります。
深く呼吸することで酸素がたっぷり吸え、血液中に酸素をたくさん取り入れることで細胞が活性化し体も温まるのです。

溶岩ホットヨガであれば、使用される溶岩プレートからマイナスイオンが放出されるので、さらにリラックス効果が期待できるでしょう。

スポンサーリンク

冷え性改善におすすめのヨガのポーズ

冷え性改善の効果が期待できるヨガのポーズをいくつかご紹介します。

ねじりのポーズ


ねじりのポーズは、お腹をねじることで内臓を刺激し、血行を促進します。また、内臓が正しい位置に動くので内臓機能が向上し、冷え性や便秘、腰痛の改善が期待できるのです。

キャット&カウのポーズ


キャット&カウは、ヨガのウォーミングアップにピッタリなポーズです。
普段あまり動かさない背中を丸めたり反らせたりすることで、背中の凝りがほぐされ、上半身の血行が促進されます。
動画のように椅子に座りながらもできるので、猫背になりやすいデスクワーク中にもおすすめです。

ダウンドッグのポーズ

ダウンドッグは、「太陽礼拝のポーズ」にも含まれているヨガの基本となるポーズの一つです。
体全体を大きく動かすポーズなので血液の循環を促進し、代謝アップ効果が期待できます。
最初はうまく膝が伸びなかったり、背中が丸まってしまうかもしれませんが、無理はせず自分のできる範囲から少しづつ始めてみましょう。

バッタのポーズ

バッタのポーズはうつ伏せで脚をあげて背中を反らせるポーズです。
腹筋や背筋を強化することで、内臓を活性化させる効果が期待できます。
足からの血流がよくなるため冷え性むくみ改善はもちろん、内臓全体が刺激されると
全身の血流が促されるので消化管運動を活発にし、便秘解消にも繋がります。ポーズのポイントは腰を反る意識より身体を前後に伸ばすように意識を保つようにしましょう。

冷え性改善のためウジャイ呼吸を試してみる

呼吸には腹式呼吸と胸式呼吸の2種類あります。ヨガは一般的に腹式呼吸で行うことが多いのですが、ヨガの呼吸法にウジャイ呼吸という胸式呼吸法があります。

ヨガの呼吸法 ウジャイ呼吸とは

ウジャイ呼吸を行うと身体が温まり、血行が促進され、内臓が活性化されるだけでなく、心を安定させる効果があるので冷え性改善の効果も期待できます。
ウジャイ呼吸は、まず胡坐をかいた状態でお腹を凹ませて、息を吸うときも吐くときもその状態をキープします。その状態のまま、口を閉じ、舌先を喉のほうで巻いて、鼻で息の音を鳴らしながら大きく長く呼吸していきます。隣の人にもその音が聞こえるまで「シューーーー」っと鳴らすことがポイントになります。

ヨガの「ウジャイ呼吸法」、正しい音の出し方とは?

冷え性対策は継続が大事です!

冷え性対策は継続が大事です!

ホットヨガは、

  • ゆっくりと全身をあたためてくれる
  • 適度な運動量
  • リラクゼーション
  • デトックス効果

と、冷え性の原因となる血行不良の改善に優れています。

ただ数回ホットヨガを行ったからといって冷え性が改善されるわけではありません。
効果を実感するためには、継続することが大事です。正しい方法で、時間をかけてじっくりと取り組むことで、徐々に体質に変化があります。

冷え性に悩まされている人は、ホットヨガを始めてみてはいかがでしょうか?