ケーキや焼き菓子に欠かせない飲み物といえば、紅茶。
鼻や口の中でふわっと広がる香りにも癒されます💛
ですが、こんな声も耳にします。
パッケージに書いてある通りに紅茶をいれたのに、なんだか苦い、渋い、香りが薄い・・・
そんな経験ありませんか?
わたしも紅茶が好きでよく飲むのですが、自分で入れるとなんだか美味しさが半減してしまいます。
お店で飲む紅茶とは、やっぱり茶葉が違うから仕方ないかと思っていたんですが
それだけが原因じゃなかったみたいです!
自宅でも美味しい紅茶を楽しみたいということで、紅茶が美味しくない原因や正しいティーバッグ紅茶の入れ方を試してみました。
目次
ティーバッグの紅茶はどうして美味しくないの?
茶葉の量を測る手間がなく、茶殻の後始末も簡単なティーバッグ紅茶は、気軽に紅茶を楽しむことができるのが魅力ですよね♪
ところが、ティーバッグ紅茶というと「インスタント」というイメージがあり、美味しくないと思っている人も多いようです。果たして、ティーバッグ紅茶は低品質な紅茶なのでしょうか?
ここで少し、ティーバッグ紅茶の歴史について調べてみました!
ティーバッグ紅茶は革命的な発明!
ティーバッグ紅茶の発祥地がどこか、ご存知ですか?
インド?
スリランカ?
正解は・・・
なんと、紅茶とあまり馴染みがなさそうなアメリカだそうです。
1908年、ニューヨークの茶卸商であるトーマス・サリバン氏がをサンプル用に茶葉を小さな袋に入れて小売業者に配ったところ、小売業者が勘違いして袋のままお湯につけたり、煮だしたりしてしまった、というのがティーバッグの始まりなのだとか。※諸説あり
ですが、これが効率的ということで、アメリカで大ヒットします!
伝統を重んじるイギリスでは、最初はティーバッグ紅茶は受け入れられなかったようですが・・・
現在はイギリスで消費される紅茶のほとんどがティーバッグ紅茶というほど普及しているそうですよ!
イギリスの新聞The Guardianの記事によると、イギリスで飲まれている紅茶の96%がティーバッグなんだとか。日常的に紅茶を飲むからこそ、手軽で美味しいティーバッグ紅茶が定着したのでしょうね(*”ω”*)
ティーバッグ紅茶だから低品質ということはない
ティーバッグ紅茶の中身は、リーフティー(紅茶の茶葉)です。
つまり、ティーバッグとリーフティーの違いは、袋に入っているか、いないか。
茶葉の品質や、入れ方がポイントなのね!
ティーバッグ紅茶でも、入れ方次第で本格的な紅茶を楽しむことができると言います。
ティーバッグ紅茶のメリット
ティーバッグ紅茶の大きなメリットは、やはりその手軽さでしょう。
また、ティーバッグはルーズリーフティーよりも手頃な価格であることが多いため、日常使いに向いています。
ティーバッグは保管や持ち運びも簡単なので、外出先で紅茶を楽しむという場合にも便利ですよね♪
紅茶の味や香りが薄いのは湯量が間違っているから?
紅茶を美味しく飲むための大事なポイントのひとつが、茶葉とお湯の分量です!
自宅や職場などで、ティーバッグ紅茶を入れる時、カップは何を使っていますか?
マグカップを使っている人が多いのではないでしょうか?
ティーバッグ紅茶の内容量(茶葉)は、2.5gが一般的。
ティーカップ1杯分(約180cc~200cc)に対して、ティーバッグ1つが適量とされているのです。
そのため、ティーカップに比べて容量が大きいマグカップを使うと、湯量が多くなり味や香りが薄くなってしまいます。マグカップを使ってティーバッグ紅茶を飲むときは、湯量に気をつけると美味しく飲むことができそうですね♪
ティーバッグは1袋で1回分が原則
アニメ「お〇ゃる丸」に登場する”うすいさ〇よ”さん とまではいかなくても
同じティーバッグを使い回して2回、3回と複数回お湯を注いで飲む人も多いのではないでしょうか?
なんだか勿体ない・・・
気持ちはよ~くわかります!
飲み方は自由ですし、害があるわけではありませんし、ついついやってしまいがちですよね。
ただし!
紅茶を美味しくいただくことを考えるのであれば、おすすめできないやり方だそうです。
というのも、ティーバッグの茶葉は1回分の分量で設定されているので、1杯目で美味しい成分は出てしまっています。1袋で2回以上抽出すると、あまり美味しく飲むことができません💦
紅茶を入れる時はティーバッグを振ると苦みや渋みが出る!
ティーバッグ紅茶を入れるとき、お湯の中でティーバッグをゆらゆら揺らしたり、取り出すときにスプーンなどでぎゅーと押さえて搾り出したりしていませんか?
実はこれ、渋みや苦みの原因になってしまうので、絶対NG!
紅茶の抽出中は、ティーバッグをむやみに振らないことが鉄則なのです。
じ~っと我慢して待ちましょうね。
ティーバッグを振ったり、搾ったりする方が紅茶の成分をしっかりと抽出できそうな気がしてしまいますが、そうすると不要なアクまで出て、紅茶がまずくなってしまいます。
紅茶をティーバッグでも美味しく入れる方法を伝授!
ティーバッグ紅茶を美味しく飲むコツがこちらです。
- まずはカップに少量のお湯を入れ、カップ全体を温めておきます
- ティーバッグを軽く広げて少し振ることで、茶葉をほぐし微粉を落とます
(※微粉は渋みや苦みの原因になります) - 温度が冷めないようにカップの下にタオルを敷きます
- カップの中のお湯を捨て、新たに沸騰したお湯をカップへ注ぎます
- その直後にティーバッグを入れ、蓋をして蒸らします
- 2分ほどたったら蓋をあけてみて、様子を確認しましょう
ティーバックの角が水面に上がっていたら、さっと引き上げます - ティーバッグをお湯から引き上げた後にしずくを切る
お湯の中でティーバッグをふると、不要なアクまで一緒ににじみ出てしまうので注意しましょう。
事前にカップを温めておいたり、蒸らしたりなど、ちょっとしたひと手間で同じ茶葉でも味が全く変わるのだとか…!
みなさんも、ぜひ試してみてくださいね💛
お気に入りのNICOTEAで、さっそく試してみました!
さっそく、美味しい紅茶の入れ方を試してみました♪
今回使った紅茶はNICO TEAというブランドのフラワーアールグレイです。
友達にプレゼントでもらってから、ここの紅茶にハマっています💛
フレーバーティーの代表格である爽やかなアールグレイティに、マリーゴールドのやさしく華やかな香りがプラスされて癒されます♪
わたしは布製の鍋敷きをタオルの代わりにして、温度が冷めないようにしてみましたよ。
蓋を開けて、ティーバッグの角が水面に出ているのを確認。
ティーバッグを引き上げて、軽く揺らして水気だけを落としました。
ティーバッグをお湯の中でフリフリしたい気持ちをグッと我慢しましたよ(笑)
\ ジャーン!完成です /
丁寧に抽出したので、渋みや苦みがなく、すっきりとした風味に…!
入れ方ひとつで、こんなに味や香りに違いがでるなんてびっくりです( ゚Д゚)
写真ではお伝えしきれないのが悔しい…
なんだか気分的にもワンランク上の人間になれた気がします(笑)
マグカップにピッタリのNICOTEAの紅茶
上では、写真で分かりやすいように耐熱グラスのティーカップを使用していますが、実はNICOTEAのティーバッグはマグカップに適した分量になっています。(ティーカップだと湯量が足りなくなるので、濃く出過ぎないように抽出時間を短縮しています。)
普段はマグカップで紅茶を飲んでいるので、ここの紅茶がちょうどいいんです♪
大きめティーバッグと多めの茶葉
NICOTEAの紅茶は、1袋の茶葉の分量が280〜300mlの湯量で美味しく抽出できるようになっています。一般的なティーバッグのサイズの約1.5倍!マグカップにピッタリなんです♪
また、ティーバッグが大きいので、その中で茶葉がしっかりと開き、リーフティーのような味や香り高い本格的な紅茶が楽しめますよ。フレーバーの種類が豊富なので、いろんな味を試してみています。
NICOTEAの紅茶はどこで買えるの?
NICOTEAの紅茶は、公式通販サイトから購入ができます!
実店舗はありませんが、平日であれば、浅草橋にある事務所でも購入ができるみたいですね(*”ω”*)
会社名 | PLANTE株式会社(プランテカブシキガイシャ) |
所在地 | 東京都台東区浅草橋2-18-4 |
TEL | 03-5829-6817 |
営業時間 | 10:00~17:00(平日) 土・日・祝日はお休みです。 |
紅茶は茶葉の保存方法も重要!
紅茶を美味しく飲むためには、茶葉の保存方法にも気をつけたいですね!
紅茶には、こんな特性があります。
- 湿気の影響を受けやすい
- ニオイが移りやすい
- 光に弱い
- 温度変化に弱い
紅茶を美味しく飲むためには、温度差・湿度・酸素・ニオイ・光から紅茶を守ってあげなくていけません。
- 高温多湿、直射日光を避けた冷暗所で保存
- 香りの強いものの近くは避ける
- 冷蔵庫など、室温との温度差がある場所は避ける
保存容器は、密閉性が高く、遮光性のあるものを選びましょう。
空気を通さないステンレスやアルミ製の容器がおすすめです。
また、開封後はできるだけ早く飲みきりましょうね。
ティーバッグ紅茶で、自宅でも上質なティータイムを
ティーバッグ紅茶でも、しっかりと手順を踏むことで本格的な紅茶が楽しめることがわかりました!ティーバッグだと、気軽にいろんな種類の紅茶を楽しむことができるのでいいですよね♪
在宅ワークの普及でおうち時間が増えた人も多いと思います。
せっかくなら、その時間を活かして紅茶を楽しんでみませんか?