春の眠気ってはんぱないですよね…
「春眠暁を覚えず」という言葉の通り、朝もなかなか起きることができず、ボーっとしてしまいがちです。しかし、夏や冬は眠気に苦しむことが少ないような気がしますよね(*_*)
ただの寝不足による眠気とはちょっと違う春の眠気の原因や、対策方法ってあるのか…と悩んでいる方も多いと思います。
勉強中や仕事中に原因不明の眠気が酷くなってウトウトしてしまうのも嫌!という方の為に、今回は春の眠気の原因と、春の眠気対策におススメのヨガのポーズなどを紹介していきたいと思います。
目次
春の眠気の原因は寒暖差?対策は?
実は、春の眠気の原因は、自律神経の乱れなんです。
自律神経には、体を活動的にする「交感神経」とリラックスモードにする「副交感神経」があります。暖かい日が増える冬から春の季節の変わり目は、この副交感神経が刺激され、身体がリラックスモードに入ってしまい、春の眠気の原因となってしまっているそうです。
また、春は寒暖差が一番大きい時期で、身体は気温の変化に追いつけず、自律神経のバランスを崩しやすくなってしまいます。その結果、本来、交感神経が優位になる昼間に副交感神経が優位になってしまうため、たくさん寝たのに眠い、頭がスッキリしないといった症状を感じやすくなるのです。
しかし、自律神経の乱れを防ぐための対策はもちろんありますので、ご安心ください!
春の眠気以外にも!自律神経の乱れによる不調
春の眠気以外にも自律神経の乱れが原因の身体の不調は多くあります。
春に感じやすい不調ランキング
1位 昼間眠い
2位 身体がだるい
3位 イライラする
4位 肩がこる
5位 気分が落ち込む
6位 ゆううつ感
7位 倦怠感
8位 目覚めが悪い
9位 不安感
10位 腰痛春にこのような不調を感じる人は約9割で、身体の多岐にわたっているのが特徴です。また、自律神経の乱れが原因の場合は、症状が複数同時にあらわれることも多く、日によって症状に軽い・重いなどの違いもあります。
春は新しい生活の始まりの時期でもあるので、それが原因で疲れているのかな…と思っていた症状も、もしかしたら、寒暖差による自律神経の乱れが原因かもしれません。
春の眠気を含むこれらの症状への対策の一つが、ヨガです (*^^*)
今回は、誰でも簡単に試すことができる春の眠気対策を紹介します!
朝と夜の過ごし方を見直すことで春の眠気対策!
まずは、春の眠気対策として有効な朝と夜の過ごし方についてお話しします。
春の眠気対策には自律神経を整えることが重要になってくるので、現在の自分の過ごし方に改善できる点があるかどうか考えてみてください。
朝の過ごし方
春の眠気対策に良いとされる朝の過ごし方です。
●起床後すぐにカーテンを開け日の光を浴びる
→目から入る光によって眠気を引き起こすメラトニンの分泌を抑えることができます。
●41~42度と熱めのシャワーを浴びる
→交感神経が刺激されるので目覚めが良くなります。
日中の過ごし方
春の眠気対策で日中に心がけできそうなことを具体例と一緒に紹介します。
●軽い運動をする
→自律神経は、交感神経と副交感神経で構成されており、この二つのバランスが大切だそうです。これから紹介するストレッチは交感神経が刺激されていくそうです♪
≪簡単な取り組み例≫
*腹式呼吸を心がける。(息を吐くときは下腹部に力を入れてはいてみる)
*仕事の合間や休憩時に“首・肩・背中・腕”などのストレッチを行う。伸びているな~と感じたところで息を20秒ほど止めて大きく息を吐く。
*電車の中では、スマートフォンを見る時間を減らし下を向く時間を減らす。
*通勤時や散歩の際は、腕を大きく前後に振り、股関節部分から歩き出すようなかたちで大股でなるべく早く歩いてみる。
参考:和楽会これからの生活に向けて〜自律神経を整えるために見直す5つの習慣〜
夜の過ごし方
春の眠気対策に良いとされる夜の過ごし方です。
夜は朝とは逆で副交感神経の働きを促す過ごし方が良いとされています。
●日中にかたまりがちの肩や腰、お尻などをストレッチしてほぐす
→血流が良くなり、リラックス効果があります。
●お風呂の際、シャワーで済ますのではなくしっかり湯船に浸かる(設定温度は38~40度)
→ぬるめのお湯に浸かることで全身の筋肉が緩みます。
●スマホやPCなどの電子機器の使用は寝る2時間前までにする
→スマホなどの電子機器には睡眠の質を下げるブルーライトが出ているため。
春の眠気対策におススメのヨガのポーズ
続いて、自律神経の乱れからくる春の眠気の対策方法として、おススメのヨガのポーズを紹介したいと思います!
春は、古くから肝臓と胆のうの経絡がしばしば乱れると言われています。
それを解消する陰ヨガのポーズ「バナナアサナ」
「バナナアサナ」やり方
マットに仰臥位になる。右サイドラインを伸ばすため、骨盤をマットの右に移動。両手、両足を左側に移動。足首で足をひっかけて、サイドストレッチが効くようにする。この状態でタイマーで5分ほどキープ。タイマーが鳴ったらゆっくり戻り、少し休みます(リバウンドタイム)。余韻と気の流れを感じましょう。
引用:じんわり体の側面をストレッチ|陰ヨガのバナナアサナで【春の眠気を解消】元気回復&胆力をつけよう
簡単にできるポーズですし、もう少し体を反りたいという方はタオルやクッションで高さを調節してOK。自分が一番リラックスできる状態が大切です!
ヨガ「バナナアサナ」以外にも!春の眠気対策
ヨガによる春の眠気対策以外にも、自律神経を整える方法を紹介したいと思います。
自律神経を整える作用のある栄養素をしっかりと取る
偏った食生活は、自律神経が乱れる原因となってしまいます。
・果物・野菜・芋などのビタミンC
・緑黄色野菜・卵・レバーなどのビタミンA
・魚介類・ナッツ類などのビタミンE
・乳製品・ゴマ・豆腐などのカルシウム
これらを意識して、積極的に摂取するようにしてみましょう。
~春野菜は栄養がたっぷり~
栄養満点の春野菜は、自律神経を整えるのにもおすすめです!
(春キャベツ、アスパラ、そら豆、新玉ねぎ、新じゃが、春ごぼう、たけのこ、山菜、菜の花、春菊など)
画像引用:味の素パーク春野菜❀レシピ特集
ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富な春野菜の特徴として、大きくあげられている効果には次のようなものがあります。
- 苦味…解毒作用効果や新陳代謝が良くなる
- 香り…凝りの原因になる血行促進や抗酸化作用がある
確かに、キャベツは冬と違って春は少し苦味が増したり、山菜や春菊も苦みや香りがありますが、それが春の眠気を対策してくれる効果をもっていたんですね。
煮物や炒め物にも扱いやすい食材ばかりなので、旬の食材を取り入れることで食卓も明るくなりそうです♪
体温調節のできる服装にする
寒暖差も自律神経の乱れの原因の一つ。特に冬から春にかけては、朝夜と昼間の寒暖差が10℃以上ということもあります。
簡単に脱いだり羽織ったりできるカーディガンを持ち歩いたり、首元を冷やしすぎないようにストールを巻いたり、ファッションを楽しむついでに、一工夫してみてくださいね。
ストレスをためない!
ストレスをためない為には、ウォーキングをしたり、身体をうごかすようにしてみること。
ヨガも対策の一つです。
イライラを感じたりしたら、とにかく身体を動かしてみてください!
例えば、職場でストレスを感じることがあった場合、席を立って少し歩き回るだけでも効果はあります。
また、ホットヨガなどは、「イライラしなくなった」「心が穏やかになった」と言われるくらいリラックス効果があります。会社帰りにヨガに通うのも良いかもしれないですね^^
15~20分の仮眠をとる
眠気対策としてガムを噛む、コーヒーを飲んでみるなどはよく耳にしますよね。
それでもなかなか効き目がないなんてことありませんか?
実は、上記よりも“15~20分の仮眠”が効果的なのだとか♪
脳の疲労を一時的にとることで、春にやってくる眠気に効果を得られるといわれています。
しかし、仮眠を取ると頭や身体がだるく感じるという方もいますよね。
それは睡眠時間が20分を超えると眠りが深くなり、熟睡状態に入ります。
このときに無理に起きると、頭や身体がかえってだるくなってしまうことが原因だそうです。
必ず15~20分が最適!ということではなく、あくまでも目安として考えましょう^^
仮眠から目覚めたときに自分が一番良いコンディションとなる最適な時間を知ることも大切です。
春の眠気対策としてぜひ試してみてくださいね♪
春の眠気は原因も様々!症状にあった対策をしていきましょう
今回は、春の眠気の原因と対策について紹介してきました。
まさか春の眠気の原因が自律神経の乱れだったとは…しかし、少しでも症状を和らげるための対策もありますし、ぜひ今回紹介したバナナアサナは試してみて欲しいです!
身体がすっきりしますよ♪
もちろん、ヨガを取り入れるだけではなく、早寝早起きなど規則正しい生活も心掛けてみてください!
自律神経は目に見えないからこそ、身体に不調をきたさないように、普段から気を付けられる所は気を付けて生活していきたいですね。
私も寝る前についついスマホをいじってしまうので気を付けたいと思います…。
朝すっきり起きる為の対策
ちなみに、朝すっきり起きるために、ベッドの中で軽くストレッチをしたり、覚醒効果のあるローズマリーの香りのエアフレッシュを用意して寝起きに一吹きしたりすると、交感神経が刺激される効果があるようです。
自分に合った対策を見つけて、気持ちのいい春を過ごしましょう!