女性ヨガインストラクターが転職を考える8つのきっかけ!離職率が高いのはなぜ?

ヨガインストラクター転職

こんにちは。
現役ヨガインストラクターのえりかです♪

皆さんはヨガインストラクターと聞くと、どんなイメージが浮かびますか?

美意識高そう、健康そう、自由そう、楽しそう、稼いでそう…

こんなイメージの方が多いのではないでしょうか。

そうなんです。
ヨガインストラクターというと、どこか華やかな世界のイメージがありますよね。
私もまさにそんなイメージで、憧れてヨガインストラクターになりました。
でも実は、一見華やかなインストラクターの世界は、毎日の努力や精神力によって作られています。

よって、残念ながらヨガインストラクターを続けることを諦めてしまう方も少なくはありません。
ヨガとは全く関係のない業界に転職する方も多いです。

それぞれ事情があるので仕方のないことですが、仲間が辞めていくのはやっぱり寂しいですね。

私自身、ヨガインストラクターという立場から、ヨガインストラクターに憧れ晴れてインストラクターになることができたのにもかかわらず、転職の道を選ぶヨガインストラクター達も数多く見てきました。

そこで今回は、ヨガインストラクターが転職を考える代表的な8つのきっかけについて書いていきたいと思います。

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離職率が高い?ヨガインストラクターが転職するきっかけとは

離職率が高い?ヨガインストラクターが転職するきっかけとは

ヨガインストラクターには趣味が高じてなる人も多く、好きを仕事にするのだから離職率は低いのでは?と思われがちです。
しかし、実際はそんなことはなく、逆に離職率が高い職業と言われています。

スタイル抜群で生き生きとレッスンをおこなうヨガインストラクターを見ていると、転職したいと思っているインストラクターがいるとは、にわかに信じられない話かもしれません。

しかしながら、実際のヨガインストラクターは
たくさんの不安を抱えている人が多いようです💧

先述したとおり、ヨガインストラクターが転職を考えるきっかけとして、インストラクターとしての限界や将来の不安を感じることがあげられます。
同じヨガインストラクターとして、わたし自身も体調を崩した際や将来産休・育休となった場合の処遇、職務内容、収入や待遇などは不安を感じるところです。。

この中には、わたしたちと同じようにヨガインストラクターとして実績を積むと共に、不安や悩みも重なり転職を考えた事がある方は多いかと思います。

では、具体的に、ヨガインストラクターが転職を考えるのはどんな時なのでしょうか。
代表的な8つのきっかけについて考えてみました!

ヨガインストラクター転職のきっかけ①体への負担が大きく、体調を崩した(自律神経失調症になる人もいる)

美容健康に良い筈のホットヨガで肌も身体もぼろぼろに

ヨガインストラクターが転職を考えるときは、まず、自分の身体に限界を感じたことがあげられるのではないでしょうか。
美容健康にいいはずのホットヨガで逆にぼろぼろになってしまうのは、なんとも皮肉な話ですよね💧

特に、たっぷり汗をかくことで人気を集めているホットヨガは、室温39度前後、湿度60%前後に
エアコンなどの空調機で人工的に室温を上げた特殊な環境の中でおこないます。
体を温めて、汗を流し、本来ホットヨガは体にいいものですが、やりすぎると逆効果にも…💦

1日に何本も高温多湿の環境下でレッスンをこなすヨガインストラクターは、自律神経のバランスを崩しやすいといえるでしょう。

ホットヨガはヨガに慣れている上級者のお客様にも1日2本までしかおススメしていません。
それだけ身体への負担が大きいのです。
ホットヨガのレッスンが多いと疲労の蓄積も相当なもので、身体の限界を感じて転職をするヨガインストラクターは少なくありません。

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ヨガインストラクター転職のきっかけ②生理中のヨガ指導は貧血が日常茶飯事でツライ

転職のきっかけNo.2 生理中のヨガ指導は貧血が日常茶飯事でツライ

女性ならではのお悩みと言ってもいい、生理中のヨガ指導。
生理中は座っておこなう仕事でも大変な人が多いと思いますが、ヨガインストラクターの職業についている女性の場合、それこそ死活問題となり得ます。
生理中のレッスンの辛さを理由に転職を考えるヨガインストラクターは、決して少なくありません。

レッスンを受ける側であればお休みできますが、レッスンを受け持っているヨガインストラクターの場合は、簡単に休むわけにはいかないでしょう。

他の先生に代わりを頼むのも申し訳ない…
身体に鞭を打ってレッスンを行った結果、体調を壊してしまうインストラクターも多々います。
とはいえ生理は病気でもないですし、風邪みたいに自己管理で何とかなる問題じゃないですよね。

環境の良いスタジオだと、生理や体調不良の時などは、ヨガインストラクター同士でうまく協力し調整することも出来ます。ホットヨガのレッスンに3本4本も入らざるを得ないヨガスタジオでは、貧血でフラフラになるインストラクターも多く、肉体的にとても過酷です。

ヨガインストラクター転職のきっかけ③ツライ残業が多すぎて休む暇がない

ヨガインストラクター転職のきっかけNo.3 ツライ残業が多すぎて休む暇がない

ヨガインストラクターをしていると、週に数回は朝帰りということも珍しくありません。
帰ろうにも、とにかく残業が多すぎて帰れないのです。。

確かにいつも忙しそう。休む時間はあるの?!

ヨガスタジオは遅くまで営業しているのが普通です。
中には22時頃までレッスンがあるヨガスタジオも!
平日は特にお仕事帰りのお客様や、早めの夕食の用意をした後にいらっしゃるお客様も多いので、
そのような遅い時間のレッスン需要が多い結果、遅い時間のレッスンも普通に行われるようになったというわけです。
そして、レッスンが終わったからと言ってすぐに片づけに入れるわけではありません。
お客様がシャワーを浴び一呼吸置いてお帰りになられてから、お掃除、片付け、
顧客管理、翌日の準備など・・・やることは山盛りで、それを終えたころには日付をまたいでいたなんてことがざらにあります。

こうして残業が続いた後に次の日早番だったりすると、身体を休める暇がほとんどなく、
その過酷さに転職を決意するインストラクターは少なくありません。

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ヨガインストラクター転職のきっかけ④休みが研修や勉強会でつぶれ休めない現実

ヨガインストラクター転職のきっかけNo.4 休みが研修や勉強会でつぶれ休めない現実

レッスンは過酷で残業も多いヨガインストラクターにとって、休みは必要不可欠。
普段の業務が忙しいからこそせめて休みはしっかり取得したいところですが、せっかくの休みが勉強会や会議で
潰れてしまうこともしばしばあります。

通常の企業であれば、休日出勤の代替として振替え休日を取得できるのですが、
慢性的にヨガインストラクター不足のスタジオだと、振休をとろうとしてもそうもいかないのが現実です。

せっかく福利厚生として特別休暇が完備されているヨガスタジオでも、人員不足のため日常的に休暇を取得するのが難しいという実態も否めません。

そうなると結局ヨガインストラクターという仕事に限界を感じて転職をする人も出てくるので、
さらに人手不足になり、転職者がさらに増えるという悪循環に陥ります。
せめて休みだけはきちんと取得できるようにしてもらいたいものですが、なかなか難しいものです。

ヨガインストラクター転職のきっかけ⑤手取りが安くヨガインストラクターだけでは生活できない

ヨガインストラクター転職のきっかけNo.5 手取りが安くヨガインストラクターだけでは生活できない

ヨガインストラクターは働き方次第で収入、生活の安定が違います。

たとえばフリーランスで活動している人は、東京都を例にすると1本3,500円~10,000円。平均として4,000円くらいでしょうか。
仕事の受け方としては、自分で仕事を探し、面接とオーディションを受けお仕事をもらうというのが流れのようです。
しかしながら、フリーランスで月に200,000円以上稼ぐのは、カリスマ的な地位を確立しているヨガインストラクター以外だとなかなか難しいのが現状です。

そういうわけで、ヨガインストラクターとして働くなら私は収入が不安定なフリーランスよりも生活の安定を得られる正社員をおススメしますが、会社によってお給料、待遇制度も違うので、応募する前によく確認しておいた方が良いでしょう。
たとえばヨガ業界大手のLAVAですと、施設費・教材費としてお給料から毎月15,000円引かれます。実際の手取りが120,000円前後になるため生活が出来ず、せっかく入社しても転職してしまう人が後を絶たない様です。

また、ここ数年空前のヨガブームと言われていますが、経営がうまくいってない会社もあり
お給料の支払いが遅れているところもあるそうです。
そうなった場合は、すぐに見切りをつけて転職するのも一つの手です。

ヨガインストラクター転職のきっかけ⑥ノルマが辛くヨガが嫌いになり転職を考えるようになった

ヨガインストラクター転職のきっかけNo.6 ノルマが辛くヨガが嫌いになり転職を考えるようになった

ヨガインストラクターの仕事はレッスンをするだけではありません。
ヨガや美容に関する商品をお客様にお薦めして販売する、販促業務も仕事の一つです。
販促業務で課せられるノルマに悩まされた結果、大好きだったはずのヨガが嫌いになり転職を考える人も多いようです。
ヨガが好きでインストラクターの仕事に就いたのに、なんとも悲しい話ですね…。

ヨガスタジオで販売している商品は、もちろんご紹介をして興味を持ち購入してくださるお客様はいらっしゃるものの、それだけでは売り上げ目標に達しないので個人個人にノルマを課すヨガスタジオが多いのが現状。
そのため、売上成果を確認する月末になるのに恐怖を感じてしまい、転職を考えるヨガインストラクターは数多くいます。

ヨガインストラクター転職のきっかけ⑦スタイルや容姿を常に磨く必要がある

ヨガインストラクター転職のきっかけNo.7 スタイルや容姿を常に磨く必要がある

ヨガインストラクターになって思ったのは、周りにはまるでモデルかと思う程のスタイルの良いインストラクターばかり。
実際、モデルから転身してヨガインストラクターになった人もいるほど、ヨガスタジオには美意識が高く、抜群のスタイルを持つ人が多く働いています。

実際、ヨガを習いに来る人の多くはダイエット目的で来るため、インストラクターの体型は通う人の目標となりやすいのです。
そのため、インストラクターの体型が悪いとそのヨガスタジオに通ってもダイエット効果はないと思われてしまい、集客へ大きく影響することが考えられます。

スタイルや容姿を他のインストラクターと自分を比べてしまったり、生徒からの視線を気にしてしまって「これからも続けていけるのだろうか・・・」と自分に自信をなくしてしまうこともあるのです。
だからこそ、常にスタイルや容姿を磨き、綺麗でいつづける為の努力を重ねることに疲れ、転職を選ぶ人も多いのだとか。

せっかく憧れのヨガインストラクターになれたはずなのに、重圧に耐えかねて転職を選んでしまうのは、切ないですね。

ヨガインストラクター転職のきっかけ⑧自分の受け持つレッスンの希望者が少なく収入が上がらない

ヨガインストラクター転職のきっかけNo.8 自分の受け持つレッスンの希望者が少なく収入が上がらない

ヨガインストラクターの手取りが安いことについては上でお話しましたが、インストラクターはただ生徒にヨガを教えればいいというわけではありません。

せっかくお金を出してヨガを習うなら、ヨガの知識が豊富で親身に自分に合ったヨガを教えてくれる先生の下でヨガレッスンを受けたいと思うのは当然のことですよね。

スタジオに通う生徒達は、ヨガの内容だけでなく、講師を務めるインストラクターの技術が高いかどうか、教え方が上手いか、親身になってくれるかなど、さまざまな要素を他のインストラクターと比較した上で受けるレッスンを決定します。
そのため、人気があるインストラクターの元に生徒が集まりがちで、人気がないインストラクターはいつまでも収入が上がらないということも日常茶飯事。

レッスンに多く参加してもらうためヨガの技術を上げようにも、上級のスクールやワークショップに通うのはお金がかかり、少ない給料ではとても通うことができません。
せっかく憧れの仕事についたのに、少ない収入でこれ以上インストラクターを続けていくことが難しいと考え、転職をせざるを得ないのは悲しいことですよね。

ヨガインストラクターからの転職先は?

上記のような理由がきっかけで転職の道を選んだヨガインストラクター達は、次の転職先として、ヨガの経験を活かせる「スポーツインストラクター」や「パーソナルトレーナー」、「スポーツショップ」を選ぶ人もいれば、思い切って他業界へ行く人もいます。

またヨガインストラクターはコミュニケーション能力あが高いため、「営業職」や「企画職」など人と話す仕事を選ぶ人も多め。
転職活動の際に大きなアピールポイントになりますからね。

残業が多い、休みをしっかり取りたいという待遇面が理由で転職した人は業界・業種にこだわらず、働く環境を重視して転職先を選ぶ傾向があるようです。

ヨガインストラクターは働きながら転職活動するのが大変?

転職活動には「現職を辞めてから転職先を探すケース」と「働きながら転職活動をするケース」とがあります。
内定のしやすさに大きな差はないと言われていますが、ヨガインストラクターの場合は働きながら転職活動をするのが難しいという声もあります。

一見シフト制のため平日に面接の時間を組みやすいと思われますが、多くのスタジオでは1ヵ月前にシフトを決めていきます。
ですが面接の日時が決まるのは書類通過してから2週間後とか。
面接に合わせて有休を取るには変わりの先生を見つけないとなのでスタジオによってはかなり大変かもしれません…。

他業界に転職する際は履歴書の書き方に注意…!

他業界に転職する場合は、履歴書にヨガのレッスン内容や生徒との距離感などヨガのことを書いても理解してもらえない可能性があるため注意が必要です。

ヨガを知らない人でも理解できるように、生徒数実績や社内での役割、資格、営業成績、昇格など誰が見ても分かる内容でアピールポイントをまとめるといいとされています。

ですが、やはりヨガインストラクターの大きなアピールポイントは生徒との距離や関係性なので履歴書を書くときになかなか上手に伝えることができないと悩むインストラクターも少なくないのだそう。
履歴書を書いているうちに「やっぱり自分はヨガインストラクターが好きかも」と思うこともあるかも…⁉

ヨガインストラクターの転職を考えてみて思った事

いかがでしたか?ヨガインストラクター転職のきっかけを調べてみると、私自身がヨガインストラクターになってぶち当たってきた壁ばかりでした(笑)

私も以前のOLからヨガに出会いインストラクターへ転職をしましたが、
憧れていたヨガの世界の現実にぶつかってしまい、本当にこれで良かったのかと悩んだ時期もありました。

やはり体調を崩したりすると暗い気持ちになり、将来の事を考えるととても苦しかった時期です。

ヨガインストラクターの転職を思いとどまる

憧れていたヨガインストラクターですが、現実はやはり違いましたね(笑)
今思うととても甘かったと思います。

ヨガインストラクターからの転職を考え、いつ辞表を出そうかと悩んでた時期もありますが、
ヨガインストラクターからの転職をしなかったのは、レッスンを通して出会った大切なお客様たちでした。

毎日忙しく様々な悩みと壁にぶつかる日々が続き、体調も崩し気分が沈んでしまった事もありましたが、
レッスンを通しお客様と交流する日を繰り返している内に皆さまの笑顔やレッスン後の交流で元気をいただき、もう少し続けてみようかなと思い続けて、現在に至ります(笑)

ヨガインストラクターのやりがいってなんだろう?と改めて考えたとき、こんな魅力が思い浮かびました!

  • たくさんの生徒さんとの出会いがある
  • 生徒さんから「ありがとう」と感謝される
  • 自分の体を知ることができる
  • 身近な人を健康にできる
  • 日常生活で使わない筋肉を刺激できる
  • 人前で話すことが上手くなった

もともと私は自分に自信がなく、これまで緊張で人前に立つことを避けてきました。
しかしヨガインストラクターとして働くようになってから人前で話すことを繰り返すうちにだんだんと抵抗がなくなり今では自信を持って話すことができます!

インストラクター同士の横の繋がりはもちろん、たくさんの生徒さんと出会い、「そういった考え方もあるんだなぁ」と刺激をもらう日々です。
生徒さんから感謝の言葉を頂くたびに「ちゃんと伝わっているんだ」と、これからも頑張ろうと思える活力になります。

大切なお客様との出会いのきっかけとなったヨガインストラクターを転職せず、まずは自分の環境を見直し現在のフリーヨガインストラクターとなり、レッスンを続けています!
ヨガインストラクターから転職を考えている方は、まず自身の環境を見直し、今までの経験を活かし、ヨガインストラクターとしてより良い環境の職場へ新たに転職するのも良いのではないでしょうか。

ヨガインストラクターが転職を考える8つのきっかけのまとめ

ヨガインストラクターが転職を考えるきっかけをご紹介しました。

インストラクターの人なら、あるある。と頷かれると思います。
けれど働く会社によって、ヨガインストラクターを取り巻く環境も違います。

お客様だけでなく働くヨガインストラクターのことを大切に考えてくれているのが働きやすい会社だと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

幼少期からバレエを習い、学生時代にはダンスサークルに所属していた私は、常に身体を動かすことが大好きでした。大学卒業後は大手企業に就職し、営業職として働き始めましたが、忙しい日々の中でストレスが溜まり、体調を崩すことが多くなりました。 そんな時に出会ったのがホットヨガでした。ヨガを通じて、心と体のバランスを取り戻し、ストレスを解消することができると実感し、次第にヨガの魅力に引き込まれていきました。3年間勤めた会社を辞め、ヨガインストラクターの道を歩むことを決意しました。 スタジオで正社員として経験を積んだ後、30歳という節目にフリーランスとして独立することを選びました。 リラックスした雰囲気の中で身体を動かし、呼吸を整えることを大切にしながら、一人ひとりのニーズに合わせた指導を行っています。また、ヨガ哲学やマインドフルネスの要素を取り入れ、内面からの健康をサポートすることを目指しています。