- 「ホットヨガで大量の汗をかけるって聞くけど本当?」
- 「汗をかくことでどんな効果を得られるのか知りたい」
ヨガの中でも高温多湿の環境下で行うホットヨガは、1時間のレッスンで1リットルほどの汗をかくともいわれているのです!
実際にヨガインストラクターとして、何十回、何百回とホットヨガのレッスンを行ってきました。
その実体験をもとに今回の記事では、汗をかくことで得られる効果、汗をかきすぎた際の注意点について解説します。
最後まで読むことで、効率的に汗を流せるホットヨガを始められるでしょう。
目次
1.ホットヨガで大量の汗をかける理由

先ほど申し上げた通り、ホットヨガでは大量の汗をかきます。
それはもう、滝のようにたっぷりと…♪
なぜ、そこまでの汗をかけるのでしょうか?
ホットヨガスタジオのレッスンは、30〜40度前後の室温で行います。
また、室内の湿度は50〜65%と、非常に高い湿度を保っているのです。
そんな環境のもとで身体を動かすので、滝のような汗をかくのも当然だといえるでしょう。
事実、ヨガインストラクターの私もレッスン後は汗だくになっていますよ♪

ホットヨガでそんなに汗をかけるものなの・・・?
もともと汗をかきづらいという人は、他の人と比べるとホットヨガでも汗が出にくいことがあるようです。ですが、ホットヨガを続けていくことで、次第にしっかりと汗をかくようになります。
✔︎ホットヨガは汗をかきやすい!
- ホットヨガは1時間1リットルの大量な汗をかく
- 高温度・高温湿で行うため
- 汗をかくことでさらに汗をかきやすくなる
2.汗をかくことで得られる3つの効果

ホットヨガをすることで、大量の汗をかけることはわかったと思います。
それでは、汗をかくことで得られる素晴らしい効果を見ていきましょう。
ちなみに、この項目で解説する効果は、ホットヨガを始めてすぐに得られるわけではありません。
効果をフルに得るためには、最低でも3ヶ月間ホットヨガのレッスンを続けてくださいね♪
- 美肌効果
- ダイエット効果
- リフレッシュ効果
それぞれ解説していきます。
効果1.美肌効果
大量の汗をかくことで、美肌効果を得られます。
なぜなら、溜まっていた老廃物が排出されるためです。
身体に溜まっている老廃物というのは、主に汗や尿から、または便や髪から排出されます。
しかし、日頃から汗をかかない生活を送っていると、老廃物は排出されづらく、身体に蓄積していきます。
そこで大量の汗をかくホットヨガをすることで老廃物の排出ができるのですね!
老廃物が排出されると、血流促進や毛穴づまりを改善できるので、美肌効果へつながります。
また、老廃物が排出されると自律神経を整える作用もあるのです。
自律神経が整うと、睡眠不足の解消など健康的に生活できるようになります。
ちなみに、自律神経とは循環器・消化器・呼吸器など、生きていくのに必要な神経のことです。
そのため、ホットヨガによる大量の汗は、美肌効果を促進させるといえるでしょう。
ヨーグルトで有名な『meiji』でも、老廃物の排出は体調に効果的だと明記しています♪
人間の体には、体内で不要になった「老廃物」、環境ホルモンを始めとした「有害化学物質」、銀、鉛、カドミウム、ヒ素といった「有害ミネラル」などの毒素が、知らず知らずのうちに溜まっています。これを取り除くことで体調がよくなるという結果が出ています。
効果2.ダイエット効果
大量の汗をかくことで得られる効果2つ目は、ダイエット効果が期待できることです。
血液の巡りを促進させ、体内の基礎代謝を向上させるためです。
先ほどの老廃物の排出から繋がりまして、汗をかくことで血液の巡りを促進させます。
血液の巡りが良くなれば、それだけで基礎代謝を向上させ、体全体の消費カロリーを高めてくれるのです。
ようは、単純に痩せやすくなるんです。
血液の巡りをよくすることで得られる基礎代謝は、『glico』の記事で詳しく解説しています!
体を温め、血行をスムーズにすることで筋肉のポンプ機能が回復し、基礎代謝が上がりやすくなります。
そのほかにもホットヨガでは多数のダイエット効果が見込めますので、気になる方はこちらの記事を見てください!
→『ホットヨガダイエットについて詳しく解説♪』
…とはいえ、基礎代謝を向上させるだけでは痩せないので注意してくださいね!
あくまで痩せやすくなるだけなので、基本的には運動や食事制限が必要です。
→『【ホットヨガ】食事制限なしで成功させるダイエット法!?』
効果3.リフレッシュ効果
大量の汗をかくとリフレッシュ効果が期待できます。
単純に汗をかくのは気持ちがいいですよね。
汗をかくと、日頃のストレスや心のもやもやが晴れて、心の老廃物が排出されます。
私もヨガインストラクターを通して、ストレス発散の効果をとても実感しています♪
事実、『消費者実態調査』のアンケートでは、「汗をかくことはストレス発散になる」と、多くの方が回答しているのです。

また、「こんなに汗だくになるまで頑張った!」などと、自己肯定感にもつながるはずです。
日頃のストレスを吹き飛ばすためにも、ホットヨガでリフレッシュ効果を得ましょう!
3.ホットヨガで汗を滝のようにかく2つの方法

ここまで、大量の汗をかくことで得られる効果について解説しました。
続いてホットヨガで汗を滝のようにかく方法を紹介します。

そう不安に思う方も中にはいるでしょう。
しかし、汗をかきづらい体質は改善できる場合が多いので、安心してください!
汗をかきづらい原因は色々ありますが、汗腺の機能低下が主な原因といわれています。
汗腺を活発にすれば解決できますので、その方法を見ていきましょう♪
「汗腺が低下すると汗を作り出せない理由」を詳しく知りたい方はこちら!
✔︎汗を書きやすくする2つの方法
- 半身浴か手足高温浴を行う
- ホットヨガを定期的に行う
1つずつ見ていきましょう。
方法1.半身浴か手足高温浴を行う
汗を大量にかきたいであれば、半身浴か手足高温浴を行いましょう。
なぜなら、全身をあたためることは汗腺の改善につながるためです。
半身浴と手足高温浴は、ホットヨガと似たような血液の促進効果が期待できます。
血液の巡りが良好になると汗腺が活発になり、汗をかきやすい体質へと変えてくれるのです。
健康に関するこちらのサイト『元気通信』では、多汗研究所所長の五味クリニック院長さんがこうおっしゃっています。
温まった手足から血液が全身を巡って体の芯まで温めるので、脳のセンサーが働いて、汗腺が活性化します。
そうすると、高温の全身浴でドッと出る汗と違って、効率よく体温調節できるサラサラの「いい汗」がかけるようになります。
引用:いい汗トレーニング」で残暑にすっきりクールダウン!|元気通信
上記のように、半身浴と手足高温浴を行うと汗腺が活発になり、汗をかきやすくなるんですね♪
半身浴と手足高温浴の具体的な方法については下記を参照ください。
半身浴の場合、43~44℃のお湯を湯船の3分の1ほどためましょう。
そのお湯に10~15分ほど、両手を肘から手先までと両足を膝から下まで、しっかりとつけます。
また、手足高温浴の場合も、43〜44℃のお湯を湯船の3分の1ほどためましょう。
両脚は膝から下のみ、両腕は肘から先のみを10〜15分ほどつけます。
上記を行えば、汗腺の機能が向上して汗のかきやすい体質へと変化するのです。
ですが注意すべきは、同じ効果が得られると思いがちな全身浴。
全身浴だと、体への負担が非常に大きく体温調整ができないため、汗腺の機能向上効果が薄いといわれています。
方法2.ホットヨガを定期的に行う
汗腺の向上するためには、ホットヨガを定期的に行う必要があります。
「ホットヨガはやりたいときにやればいいんじゃないの?」と、思う人もいますよね。
しかし、定期的に汗腺の機能を使用しなければ、汗をかきやすい体質へは変化しづらいのです。
汗腺は使用すればするほど、短期間な機能向上が見込めるもの。
ですが、汗腺は使用していない期間が空いてしまうと簡単に機能が低下し、汗をかきづらくなります。
そのため、ホットヨガは定期的に行わないと汗腺の機能向上にはつながりにくく、非効率だといえるでしょう。
週2回以上はレッスンを行うなど、定期的な汗腺の機能向上に取り組むことをおすすめします♪
4.ホットヨガで汗をかきすぎた際の注意点3つ

ホットヨガで汗をかきやすくする方法は理解できたでしょうか?
それでは、ホットヨガで汗をかきすぎた際の注意点をお話します。
多くの方は「汗はかけばかくほど良いことづくし♪」と思いがちです。
しかし、そんなことは決してありません!
水分補給といった対応策を取らなければ、脱水症状などの危険な状態になってしまうのです。
安全にレッスンを行うためにも、注意点をしっかり覚えておきましょう!
- 熱中症や脱水症状になる
- ニキビなどの吹き出物ができる
- カロリーの吸収率が高くなる
順番に解説していきます。
注意点1.熱中症や脱水症状になる
汗をかきすぎると、熱中症や脱水症状になるリスクがあります。
ホットヨガでは自分が思っていた以上に、汗をかきすぎるためです。
レッスンは室温38〜40度、湿度55〜65%の高室温・高湿度で行います。
その環境は非常に体温が上がりやすく、自分の想像以上の汗をかくことでしょう。
汗をかきすぎた状態で水分補給等を行わなければ、体内の水分が不足して脱水症状になります。
実際、レッスン中に脱水症状となりレッスンを中断した、という話を何回か聞いたことがあります。
熱中症や脱水症状は入院になる場合もあるので、絶対に気をつけましょう。
対応策は、インストラクターからの指示がなくても、レッスン中に水分摂取を行うことです。
そのためレッスン時には、水分が補給しやすいペットボトルや水筒を持参しましょう。
私が愛用しているのは、ノンラベルのいろはす!
安心安全のいろはす、ノンラベルなので後処理が楽です。
箱買いしておくと気軽に持ち運びができて便利ですよ♪
注意点2.ニキビなどの吹き出物ができる
注意点2つ目は、ニキビなどの吹出物ができてしまうことです。
汗だくの状態を放置すると、細菌が繁殖して炎症を起こしてしまいます。
汗にはほこりや雑菌などが付着しており、デリケートな肌への強い刺激となります。
その刺激から炎症が広がり、肌荒れやニキビとなってしまうのです。
肌荒れについてのサイト『dprogram』、佐藤皮膚科医院の院長さんはこうおっしゃっています。
こうして乾燥してしまった肌に、汗に含まれる塩分や尿素、雑菌などが浸入すると、さまざまな肌トラブルが起こりやすくなります。
レッスン中は無我夢中になってしまい、汗を気にしている余裕なんてないかもしれません。
しかし、肌荒れの原因を防ぐためにも、汗の処理を忘れずにタオルなどで拭き取りましょう。
また、吹き出物以外にも、痛痒くなる汗かぶれができる場合もあるので注意してくださいね。
注意点3.カロリーの吸収率が高くなる
レッスン直後は、カロリーの吸収率が高くなるので注意が必要です。
汗の放出とカロリー消費をすると、その反動で吸収率が上がってしまいます。
その状態で暴飲暴食をすると、糖質や脂質を全て吸収してしまい、レッスンで消費したカロリーが全て台無しになってしまうのです。
達成感のあまり美味しいものを食べてしまいたくなる気持ち、私にも痛いほどわかります…
ですが、レッスン直後の食事はなるべく控えましょう。
対応策としては、レッスン後の食事は最低でも1時間あけることです。
もし、どうしても食べたい場合には軽食にしましょう。
以前、レッスン前後の食事方法について詳しく書きましたので、そちらを参考にしてください!
→『レッスン前後の食事はどうすればいいのか詳しく解説!』
5.ホットヨガでかく汗の臭いを抑える方法


そんな悩みを抱えている方に向けてお応えしますね。
おそらく原因は、汗腺のろ過機能の問題だと思います。
汗は汗腺という器官でつくられており、皮膚表面にでるまでの道のりで余計な成分を取り除く『ろ過』をしているのです。
余計な成分を取り除く汗腺のろ過がうまく機能しておらず、匂いの元となる老廃物を多分に含んでしまっています。
また、消臭スプレーで有名の『8×4』のサイトでは、こう書かれています。
汗腺のろ過機能がうまく働いている場合の汗は「よい汗」、うまく働かなかった場合の汗は「悪い汗」といわれます。
悪い汗はその濃度が高く、ねばねばしており、蒸発しにくいため、体温を調節するうえで効率が悪くなります。
また、余分な成分を含んでいるため、いやなニオイが発生しやすいのです。
ホットヨガを定期的に続けていけば、汗腺のろ過機能が向上し改善できます。
しかし、根本からの改善には時間がかかってしまうのです。
とはいえ、どうしても臭いが気になる方もいますよね。
できるかぎり臭いを抑える方法としては、汗をかいたらすぐに拭き取ることです。
汗を放置すると菌が繁殖して臭いが増します。
菌が繁殖する前に汗を拭き取ってしまえば、臭いはさほど気にならなくなるはずです。
また、それでも臭いが気になる方は、防臭クリームをレッスン前につけておきましょう。
こちらの脇に直接塗るタイプがおすすめです。
レッスン前に塗ると汗の臭いを抑えることができるので、全然気にならなくなりますよ♪
6.ホットヨガの汗に関する良くある3つの質問【Q&A】

ここまで、汗をかきすぎた際の注意点、汗の臭いを抑える方法についてお話しました。
最後に、ヨガインストラクターの私がよく聞かれる質問について、ここで回答していきます♪
- 汗だくになるレッスンは週に何回がベスト?
- レッスン後の汗処理はどうすればいいの?
- 汗をかくのが嫌いな私でもレッスンは続けられるの?
上記をお応えしていきます。
Q1.汗だくになるレッスンは週に何回がベスト?
A.週に2〜3回がベストでしょう!
毎日通いたいと思う人もいるかもしれませんが、レッスンのやり過ぎは逆効果となります。
なぜなら、汗をかきすぎると必要な栄養素も排出してしまうためです。
汗はかけば良いというわけではなく、ほどほどがベストだといえます。
また、ホットヨガのレッスンは初心者の方が思ってる以上に大変です。
そのため、レッスンは週に2〜3回がベストだといえます。
Q2.レッスン後の汗処理はどうすればいいの?
A.スタジオにあるシャワーを使って洗い流しましょう!
多くのスタジオにはシャワーが設置されており、自由に使うことができます。
レッスン後は汗だくになっており、湯冷めや肌トラブルにつながる可能性があるので積極的に活用しましょう。
とはいえ、「毎回シャワーを浴びるのはめんどくさい」と感じる方もいますよね。
そんな方は、タオルで汗をしっかり拭いてからスタジオを出ましょう。
Q3.汗をかくのが嫌いな私でもレッスンは続けられるの?
A.正直、その人次第にはなってしまいます。
しかし、ホットヨガは他の運動に比べて継続しやすい運動です。
なぜなら、ホットヨガは集団で行う楽しい運動だからです。
レッスンは汗だくになり、キツイと感じることもあるでしょう。
しかし、スタジオのメンバーで一丸となって取り組むので、楽しいと思う場面が必ずあるはずです。
ジョギングなどの運動を継続できない人でも、ホットヨガには続けられる魅力があります。
しかも、1度レッスンの申し込みをしてしまえば、通わなければいけないという強制力が生まれるでしょう。
そのため、意思が弱くて続けるのが苦手な方でも、ホットヨガは継続しやすい運動だと思います♪
まとめ:ホットヨガで大量の汗をかこう!

この記事では、ホットヨガの汗をかきやすい理由、汗をかくことで得られる効果などについて解説しました。
ホットヨガは、高室温・高湿度でレッスンを行うので、大量の汗をかきやすいです。
その汗をかくことで、美肌効果・ダイエット効果など、様々な効果を得られるでしょう。
また、大量の汗をかいた際は、熱中症や脱水症状に十分気をつけてくださいね。
ホットヨガは楽しく取り組め、たくさんの素晴らしい効果が得られます。
私もヨガインストラクターを通してとても実感できています。
この記事を読んで、ホットヨガが少しでも気になった方は、ぜひ1度スタジオへ足を運んでみてください♪
3ヶ月後のあなたは、肌の綺麗な健康体になり、理想の体型に近づいていることでしょう!
それでは〜♪
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